【2022年】メタバースとは メタバースとNFTとの関連性を説明

2021年10月28日にFacebook社が社名をMetaに変更したことで話題になりました。

メタバースとはどういったものなのかまだ知らない方もいると思います。

この記事ではメターバーストはなんなのか、またNFTやブロックチェーンとメタバースの関連性についても説明していきます。

この記事がオススメな人

・メタバースについて知りたい
・NFTとかもよく知らないけどなんなの
・ブロックチェーンとメタバースって?

それでは説明に入りたいと思います。

目次

メタバースとは?

メタバースとは、「Meta(超越)」と「Universe(世界・宇宙)」を組み合わされた造語です。

初出は1992年にアメリカで出版されたSF小説「スノウ・クラッシュ」です。

ゴーグルとイヤホンを装着することによりアクセスできる仮想空間が舞台の物語となっています。

人によってはVRを想像する人も少なくはないでしょう。

プレイステーションVRなどのゲームとメタバースの違いはアバターをまとい他者とのコミュニケーションもできるインターネットの空間をメタバースになると言われています。

とはいえ、まだ明確な定義というものは決まっておりません。

メタバースに詳しい、アメリカのベンチャー投資家マシューボール氏がメタバースには7つの条件が必要であると述べています。

メタバース7つの条件

メタバースには7つの条件が必要となり、以下がその7つの条件となります。

メタバース7つの条件

1.永続性
2.同時性&ライブ性
3.参加人数に上限がない
4.完全に機能した経済
5.実社会との垣根がない
6.相互運用性
7.あふれるコンテンツと体験

それぞれについて説明していきます。

1.永続性

メタバースは現実の世界と同じように時間は不可逆で(無限に)流れ続けるという点です。

ゲームや動画と違って一時停止はできず、ログアウトしてもメタバース上で時間は流れていき終了することもできません。

2.同時性&ライブ性

メタバースは現実の世界・社会と同様に数多くの人々が同じ空間をリアルタイムで過ごします。

場所も自由にみなそれぞれの時間を過ごすのが特徴です。

今後はメタバース上でのライブやイベントも増えてくることとなり、どれに参加するか迷うといったことも起こるかもしれませんね。

3.参加人数に上限がない

メタバースでは参加するユーザー数の上限はないものであると述べています。

また一人一人が個別の存在感を持つためにアバター(自分のキャラクターのようなもの)を持ちます。

アバターはメタバース上での自身となる分身といったところでしょうか。

人によって見た目も千差万別です。

メタバースでは参加するユーザーの数に上限がないという点が特徴です。

しかし、メタバース内でのイベントなどであえて参加人数が限られるといったことはあるかもしれません。

4.完全に機能した経済

メタバース上でも現実の世界と同じく企業・個人が物やサービスの売買を行い収入を得ることができます。

メタバース内では仮想通貨が使われています。

その仮想通貨でサービスやメタバース内のNFT化されたアバターの服、アイテムと交換することができます。

なお、メタバース上の土地を貸し出したり売るといったこともすでに行われています。

5.実社会との垣根がない

メタバース上のデジタルと現実社会の両方にまたがる体験も提供される。

メタバースにも公共施設ができると現実社会とメタバース社会の両方を垣根なくまたがったサービスが生まれるようになります。

6.相互運用性

現在ではゲーム・SNS上の通貨や経験値、アバターは、そのプラットフォームにおいてのみでしか使うことができないものもあります。

メタバースの世界ではプラットフォーム間での制限がなくなります。

7.あふれるコンテンツと体験

4の完全に機能した経済でも説明したとおり、メタバースで経済活動が可能となります。

メタバースの世界では個人や企業などがより自由にコンテンツを制作し発信できるようになります。

メタバースでのライブやイベント即売会などコンテンツやイベントが今後出てくるのが楽しみですね。

メタバースが注目される理由

メタバースが注目される理由としてコミュニケーションの変化があります。

インターネットが普及する前は学校・会社・近所などのリアルのみのコミュニケーションとなっていました。

最近ではネットが普及し各SNSでも人と繋がれるようになっています。

コロナもあいまってオフラインのコミュニケーションからオンラインコミュニケーションへの移行が早まってきています。

ライブなども縮小傾向ですがメタバース上でのライブも増えていくことでしょう。

また、オンライン授業も普及してますが今は学校に直接行くという学校もあります。今後はメタバース上で授業を受けるといったことが当たり前になりかもしれません。

メタバースによって何が変わるのか?

メタバースは住む場所を問わずいつでも自由に人とコミュニケーションが取れるのが特徴の一つです。

その点を加味してメタバースの応用方法をいくつか紹介します。

ライブイベントのバーチャル化

記事内でも何度か言及してますがライブやイベントがメタバースによるバーチャル化が進むことでしょう。

現在コロナウイルスによってリアルで人が集まるイベントは制限がかかっていたり声が出せずに見ることも多いです。

自宅からでも日本、世界のライブやイベントに参加することが出来る日も来るでしょう。

会議や授業・研修のバーチャル化

現在でもZOOMをはじめとしたWEBミーティングアプリも普及してきました。

しかし、これらは画面越しなので普段と違う感覚で疲れるという人もいらっしゃるでしょう。(筆者はそのうちの一人です)

Meta(元Facebook)社が現在開発しているVR会議アプリ「Horizon Workrooms」ができたら会議もバーチャルにて行われることが増えていくことでしょう。

他にも学校の授業や講義、社員研修もバーチャルで行われるかもしれません。

経済活動の変化・活性化

やはり、メタバース上での土地からアバターの服やアクセサリーなども現時点で売買されていますが今後メタバースが活性化することにより更に価値が上がるものが出てくるでしょう。

現実社会ではなくメタバースが主な生活圏になる人も増えてくことになります。

また、アバターの服のアパレルショップやアクセサリーショップがメタバース上で展開されると予想されています。

他にもメタバースならではの商品・サービスも増えていくことでしょう。

エンタメの進化・変化

2,022年3月末には、ガンダムメタバースプロジェクトも始動しエンタメにも様々な可能性が広がります。

Youtubeの配信もメタバース上で行われたりすることもあるでしょう。

すでにマーケットフェスティバルのバーチャルマーケットなども開催されています。

メタバースは場所を選ばず世界からアクセスできるのでエンタメも今後も発展していくでしょう。

メタバースとブロックチェーン

メタバースはインターネット上の仮想空間であるのでブロックチェーンとの相性が良いとされています。

ブロックチェーンの特徴

不正や改竄(かいざん)が限りなく難しい
したがって、不正売買がなく安全にメタバース生活を謳歌(おうか)することができる

メタバースで流通する仮想通貨は取引所を介して現金化することができます。

メタバースとNFT

NFTの特徴

NFTの特徴はデジタルコンテンツに「自分の所有物」という権利を持たすことができるという点です

画像などのデジタルはかんたんにコピーすることができます。

NFTはブロックチェーンの技術によりデジタルデータのコピーを防ぎます。

デジタルデータをNFT化することにより写真やデジタルデータの持ち主は自分であることを証明することができます。

つまりメタバースでも使われる服やアイテム、土地といったNFTの売買はデジタルアートやコンテンツが取引されているのではなくNFTの持ち主を証明する所有権の売買をしていることとなります。

メタバースと経済

Meta

Metaをはこめとした海外大手インターネット企業が メタバース事業に参入するとのことです。

MetaはVRゴーグルのオキュラスを買収して本格的にVRやメタバース領域に投資をしています。

また、Metaはオンライン会議サービスの「Workplace」も開発しています。

VRゴーグルを入り口としたメタバースにおいては現時点では技術的にダントツのMeta。

MetaにおけるメタバースはFacebookのような実名SNSでのオンラインコミュニケーションを接点として「現実世界に限りなく近い仮想世界」を再現することのようです。

マイクロソフト

マイクロソフトは「Microsoft Mesh」を2021年3月に発表しました。

Meshは「MR(Mixed Reality)」という複合現実いう技術を目指しています。

現実世界に仮想世界の情報を表示するといったイメージです。

AR(拡張現実)と違う点としては、ARは現実世界の比率が高く現実世界に追加するというイメージです。

MR(Mixed Reality)は現実世界と仮想世界を重ね合わせるといった点が特徴です。

他にもアディダス、ナイキ、ディズニー、コカ・コーラなど名だたる企業がメタバース参入すると表明しています。

日本企業のメタバースの動向

日本ではソニーがゲームのフォートナイトやゲームエンジンUnreal Engineアンリアルエンジンで知られるEpic Games(エピックゲームズ)に投資をしています。

他にもGreeもメタバース事業に力を入れるとのこと、バンダイナムコゲームスもメタバースに参入すると発表されました。

日本はゲームやアニメコンテンツがすでに人気があるのでそういった部分でのメタバースを生かしていって欲しいです。

メタバースとはまとめ

最後にこの記事のまとめです。

メタバースとはまとめ

・メタバースはMetaとUniverseを組み合わせた言葉
・メタバースには7つの条件がある
・メタバースにより生活のバーチャル化が進む
・メタバースは経済活動もできる

まだまだ不明瞭な点もあるメタバースですが今後2,028年には世界で8,289億ドル(日本円で100兆円)規模になるとも言われています。

今後も目が話せないメタバースに注目・期待が膨らみますね。

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